広島プロジェクト、始動①

今日の様子

6月のある日。

今年で「高校生ラスト」のメンバーもいる中で、今年度やりたいことについて話していると、「広島は高校生ぐらいのうちに行っておきたいと思っている」という声があがりました。

実はこれまでも何度かあがっていた「広島」への企画。

いまの世界情勢、とくにウクライナで起きていることからも影響を受けながら、「広島行ってみようか」という話が具体的に始まりました。

メンバーたちとスタッフとでお互いの「つもり」を確認しあいながら、秋の実施に向けて、まずは夏の期間にいくつか学びの企画を立ててみることに。スクーリングやテストもある中なので、集まれるメンバーでその一歩が始まりました。

【第一弾】 企画展「戦争と武蔵野」

武蔵野市のふるさと歴史館で毎年行われている企画展「戦争と武蔵野」に行ってきました。

ふだん、フリースクールの活動でも使っている武蔵野市役所周辺の体育館やフットサル場。今から77年前、そこには、航空機のエンジンを製造する「中島飛行機武蔵製作所」があり、日本でも有数の軍需工業地帯でした。そのため、太平洋戦争末期、アメリカ軍による空襲の最重要目標となり、合計9回もの空襲で、この地域は大きな被害を受けたといわれています。空襲によって、工場で働いていた人だけでなく、学徒動員で集められていた学生、周辺地域に住む一般人など、多くの方が亡くなっています。

今年度の企画展には、戦時中、必要な資源を国が回収するために配布したチラシや、工場から出征していった人への寄せ書き、空襲を受けた際の副所長の手記などが展示されていました。

自分たちが生活している地域なので、土地勘があるメンバーたち。写真や資料を見ながら「いま住んでいるのはどのあたりだろう?」「引き込み線が北の方に続いているってことは、そっちにも何か工場があったのかな?」と想像しながら見ていました。

「広島」で何が起きたのかについて知ることと、「三鷹・武蔵野地域」で何が起きていたのか知ること。「当時起きていたこと」と「いま起きていること」。それらを重ね合わせながら「戦争」というものについて、さまざまな視点から考えあっていきたいと思っています。

9月には、かつて工場があったエリアや今も残っている戦争遺跡をめぐるフィールドワークを予定しています。

広島プロジェクトはまだ始まったばかり。実際に見たり、聞いたり、触れたりする中で、自分たちの興味関心を、問題意識を広げていきたいです。

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